日本でも人気のFLOSの照明、「IC Lights」シリーズ。
ミニマルで洗練されたデザインでありながら、柔らかさのある丸いフォルム。
空間に取り入れやすく、置くだけで洗練された印象になる照明です。
私自身、これまでFLOSの照明には、
“モダンな空間のためのもの” というイメージを持っていました。
そんな中、この写真を見たとき、少し衝撃を受けました。
これだ、と思ったんです。
おそらくパリのオスマン期のアパルトマンを思わせる空間。
19世紀半ば、ナポレオン3世のもとで行われたパリ大改造の時代に広がった、Haussmann architecture(オスマン建築)を感じさせます。
白からアイボリー系の繊細なモールディング。
天井中央のロゼット装飾。
壁面の縦長パネル。
クラシカルな装飾空間でありながら、全体は明るく軽やかで、重厚すぎない。
まさにパリのクラシック建築らしい美しさがあります。
そこに合わせられていたのが、ミニマルなIC Lights。
普通なら、クラシックにはクラシックの照明を合わせたくなりそうですが、あえて現代的でシンプルな照明を合わせることで、空間がぐっと洗練され、軽やかに見える。
クラシカルな建築の美しさを残しながら、モダンな要素によって現代の空気感へと整えられている。
そのバランスに、とても惹かれます。
これはまさに、私がいつも好きだと感じている「クラシカルな箱にモダンを合わせる美しさ」。
クラシックだけでまとめるのではなく、現代的な家具や照明、アートを組み合わせることで、空間はより今の暮らしに馴染み、美しく整っていきます。
古いものと新しいもの。
装飾とミニマル。
重厚感と軽やかさ。
相反するものを静かに調和させた空間は、やっぱり素敵だなあと思うのです。
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