はじめまして。
J-plus Design インテリアデザイナーの 長崎順子 です。
町田ひろ子アカデミーを卒業後、ロンドンのインテリアスクールでディプロマを取得し、現在はフリーで活動しています。
海外の住宅は、日本のように「新築=魅力的」とされる文化とは異なり、築100年を超える建物も珍しくありません。特にヨーロッパでは、マンションの外観が古くても、一歩中に入るとまるで別世界。住まう人の個性やセンスが感じられる、とても魅力的な空間が広がっていることが多いのです。
中東などを舞台にした海外ドラマを見ていても、外は喧騒とした古い街並み。ところが、階段を上がって扉を開けると、そこにはエキゾチックでシックな空間が広がっている…。
そう、扉の外と中では、まるで別世界なのです。
では、日本ではどうでしょうか。
たしかに、安全で整った環境の中で暮らしていますが、多忙な日々のなかで「家は寝るだけの場所」になってしまっていたり、せっかくタワーマンションに住んでいても、室内は殺風景なまま…というお話をよく耳にします。
また、インテリアに興味はあるけれど「何をどうしたらいいのかわからない」「気づけば何年もそのまま」――そんなお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくありません。
海外赴任や留学をされた方、または海外ドラマをよくご覧になる方からは、
「日本でも海外のような住まいにしたいけれど、マンションじゃ無理ですよね…」
というお声をよくいただきます。
たしかに、海外の空間はモダンな家具を取り入れつつも、建物自体がクラシカルな造りであることが多く、
モールディングや幅広の巾木、暖炉、格子のついた窓など、日本のマンションにはない要素が数多く見られます。
「だから無理」と思われてしまうのも、当然かもしれません。
ですが――決して、無理ではありません。
今ある空間の中でも、工夫次第で世界は変えられます。
小さなディテールや素材選び、照明のバランス、家具のレイアウトなど、ひとつひとつの要素に意識を向けることで、
「扉の向こうに広がる別世界」は、日本の住まいでも十分に実現できるのです。
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Open the Door to Timeless Elegance
扉を開けたら、別世界。
時を超えた優雅さを、あなたの暮らしに。
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これから、インテリアの楽しいお話や、空間づくりのちょっとしたコツなどもお届けしてまいります。
ご自身の「好き」や「心地よさ」を大切にしながら、あなただけの空間を一緒につくっていきましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。